桜の日本三大名所と言えば、
- 青森県の弘前公園
- 長野県の高遠城址公園
になりますが、最後の3つめは奈良県の吉野山です。
そのなかでもとくに自然の中で、満開の桜色がとけ込むような素晴らしい風景を描いてくれるのは、吉野山の桜になります。
桜の特徴や見頃について!
吉野山の桜の見頃は4月初旬から下旬にかけてになります。
また吉野山の桜は他の花見スポットと明らかに違うのは、圧倒的な規模の大きさにあります!
その壮大さは現地に訪れないと感じることができない、まさに絶景と称するに値するほどの魅力があふれています。
品種の多さが違います!
吉野山は約200種類もの桜の品種があるとされ、さらに桜は約30,000本あるとされています。
そのため吉野山の桜は「一目千本(ひとめせんぼん)」と称されるように千本の桜が一目で見渡せる所として名を連ねています!
山の斜面全体を桜が埋め尽くすように密集している豪華さは迫力が違います。
ぜひ、あなた自身の目で確かめてもらいたい場所です♪
また桜の品種はシロヤマザクラが中心となり、開花するエリアを大きく4つに分けられ下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれます。
下千本から咲き始め、それぞれのエリアに向かい、徐々に山の上へと開花は進みます。
そのため吉野山の見頃期間は長く、足を運ぶ時期ごとに異なる情景を写し出しています。
お勧めビューポイント!
吉野山のお勧めビューポイントとしては花矢倉からの中千本と上千本、
そして吉水神社から如意輪寺方面へつらなる一目千本です。
また、中千本の谷を眺める景色も人気があります。
吉野山には名桜や桜群が多くあります。
名桜であれば
- 勝手桜:中千本の勝手神社裏にある高さ10mもの老桜
- 御車返し:大輪の一重と花弁6~8枚の花が同時に咲きます
- 四本桜:蔵王堂の正面にある4本の桜
- 天人桜:うす紅のしだれ彼岸桜で紅と白の中間の花が咲きます。
そのほか、しだれ桜でも夢見桜なども有名です。
桜群であれば
- 長峰の桜:橋屋にある行者堂から吉野神宮につづく古道と吉野神宮から下千本観光駐車場へと続く県道の両側にあった桜並木です。
- 嵐山の桜:千本観光駐車場東側にある山を嵐山と呼び、このあたりの桜を嵐山の桜といいます。
- 雲井の桜:獅子尾坂を登りつめた所にあった桜です。
- 滝桜:花矢倉付近一帯の桜群です。
- 関屋桜:ロープウェイ山上駅から黒門付近の桜になります。
そのほか、数々の桜が咲き誇ることにより、その眺めはこれまでに見たことのない風景が映し出されることでしょう!
吉野山の桜ツアーも催行!
吉野山の桜は、春が訪れるたびに美しい花々が咲き、辺り一面を染めつくすほど贅沢な光景を描き出します。
2004年7月には、吉野山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が、ユネスコの世界遺産に認定され、毎年数多くの観光客が訪れています。
この吉野山は桜の開花時期はとても混雑し、なかなか思うように観光できないこともあり、最近は大手旅行会社の桜ツアーが人気を博しています!
あなたもぜひ、一度この吉野山の桜をその目で確かめてみてください^^